病院の衛生的環境を維持管理する経費の大部分は、診療報酬に認められて いないため、病院経営の非採算部分となっており、衛生管理の構築と運用は コストの低減化と、労力を含む資源の省力化(安価,迅速,品質保証)が必 要となります。これらの実践は病院を核とする広い産業分野の視点で、新し い科学技術の導入が望まれるところから、「定例研究会」で会員が持ち寄った テーマを日々検討し、積み重ねてきた研究成果を順次公表することで、病院 環境衛生の向上に貢献したい。
本研究会は2005年4月第一回研究会で会則の承認を得て発足しました。 以来、会員数に大きな変化はみられませんが、事業や業務の分野においては ゼネコンを始め、建物環境管理(清掃・空調・上下処理)・医療機器製造(滅 菌器)・医薬品(消毒薬・洗浄剤)・医療廃棄物処理・院内感染対策など 実に多彩で、一つのテーマを会員各自が保有する科学技術に基づき多角的な 検討を重ね、問題解決や改善などの提案に取り組んでおります。 また、新製品や技術開発の評価試験および研究の受託もいたします。
ここで言う環境管理とは、患者を取り巻く全ての人々を含め、病院施設と その周辺域における安全と快適性を保証し維持することと捉えています。 具体的には空調設備や洗面浴室・トイレなど療養生活設備および、内装、 被服・寝具類などの清掃・洗浄・消毒による清潔な環境保持、さらに廃棄物 処理に至るまでの衛生学的環境管理です。この系統的総合管理の構築を目標 に、医療関連企業や病院および試験検査機関のスタッフを含む会員が、活動 しております。